【京都てらなび】延命山 西蔵寺(さいぞうじ)

西蔵寺

西山浄土宗の寺院。本尊は阿弥陀如来の他、延命息災の地蔵菩薩立像(1676年より古いものとも)を安置する。寬和二年十一月(987年)常蓮和尚澤了の開基。吉祥院天女社(今の吉祥院天満宮内)で営まれた法華八講法会の際に、常蓮和尚が惠心僧都(源信和尚)から自刻の本尊を与えられ奉安したことを発祥と伝える。(寺伝)

西山浄土宗の総本山は光明寺(長岡京、法然上人開山・蓮生法師開基の念仏三昧院を発祥とする寺院)。

源信和尚(げんしんかしょう)は天台宗の僧にあって浄土教の祖と称され「往生要集」の著者である。日本に浄土思想を伝えた人物で、法然上人や親鸞上人に大きな影響を与えた。

源信和尚は寛和元年(985)に「往生要集」を著し、翌年「二十五三昧会(にじゅうござんまいえ)」を結社し毎月十五日に浄土念仏の実践に修した。常蓮和尚(おしょう)澤了が西蔵寺を開基したのも同時期であった。

西山浄土宗の末寺になったのは、貞享三年(1686年)頃よりと伝えられる。それまでは吉祥院(菅原道真の父が氏寺とした)の末寺であったとも言われるが定かではない。

境内には本堂の他、大日堂や納骨堂、敷地内墓地を備える。

建物は987年の開山より、1757年 6月、1858年、2011年11月と再建を重ねており、衆生の求めに寄り添って変化してきた寺院らしい。現本堂の宮殿・須弥壇は南足柄市の保福寺より譲り受けたものである。

本堂に阿弥陀如来像(作年不詳)のほか、延命息災の信仰をあつめる地蔵菩薩立像(立像の作年は不詳、厨子には延寶4年(1676年)十月とあり)を安置し、大日堂に大日如来と地蔵尊の石像をまつる。

 

西蔵寺の山号は延命山

西蔵寺の山号は延命山

大日堂

大日堂に祀られる石仏

西蔵寺

山門脇の寺号碑

西蔵寺

【名称】 西蔵寺(さいぞうじ)
【住所】 南区吉祥院西ノ内町29
【電話番号】 075-681-8908