契約事例:本山級のB寺院

複数建物の評価分けを活用し火災保険の見直し

台風21号による被害

寺院は、万が一のときに必要な補償額が桁違い。

某宗派の本山級のB寺院から、火災保険の見直しを含め、鑑定依頼がありました。 B寺院は境内に、本堂・庫裏書院・客殿・多宝塔・総門・鐘楼…など建物が約30か所に渡ります。

評価鑑定

B寺院   保険金額  
建物 構造 新価 時価
本堂ほか30カ所   *万円 *万円

各建物の評価鑑定を行い、本堂と庫裏書院・客殿に関しては保険金額を「新価」で、それ以外の各建物は、「時価」で火災保険にご加入されました。
建物が複数ある場合、保険金額を「新価」と「時価」に分けることで保険料を圧縮することができました。また、各種割引を適用することにより更に保険料を圧縮することができました。

「寺院専門のアドバイザーが提案する加入方法」

各保険会社から販売されている火災保険の商品は基本的な補償は類似していますが、各保険会社に特色があります。地震が発生した場合、本堂や庫裏などが心配に思われる住職が数多くおられます。地震保険は単独では加入できず、必ず火災保険のとセットで契約する仕組みとなっています。そして、住居部分がないと地震保険は加入できません。

しかし、庫裏と本堂や客殿と本堂が住居部分である庫裏と構造上一体となっている場合は、地震保険に加入することができます。また、地域のハザードマップを参考に補償内容である水害補償の検討や鉄筋コンクリート造りの寺院建物であれば、全焼するリスクが低いことから保険金額の見直し等、様々な加入方法があります。

みんなで守ろう文化財

毎年1月26日は文化財防火デー