戦後最強暴風 台風21号 京都市の寺院に大きな被害

台風21号による被害

市内多数の寺院で被害が報告されています。

今回の台風により被害に遭われた皆様に謹んでお見舞申し上げます。

2018年9月4日、京都市を台風21号が直撃しました。ご契約のご寺院様からも多数の被害方向をいただいております。保険は万が一のものですが、今この時、お役に立つべく奔走させていただきます。

少しの被害でもご連絡ください。境内の倒木による被害も多数報告されています。管理が適切でなければ賠償責任も問われるところです。今回の被害はもちろん、今後の防災も含めてご相談ください。

雨樋の破損が多数報告されています。

台風21号による被害

暴風で扉が破損、風雨が吹き込む。

台風21号被害。土塀

土塀の剥落。

風で柵が倒壊。

飛来物による被害は深刻です。

瓦が吹き飛んだ例も。

2018年9月4日、台風21号が京都を直撃、西側を通過

日本の台風は半時計回り、進行方向右側は追い風により更に強い風になります。今回、北上する台風が京都の西側を通過することで、より大きな被害となりました。

平成30年台風第21号~2018年8月28日に発生し、9月4日に日本に上陸した台風。25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸し、特に近畿地方を中心に大きな被害を出した。wikipedia

気象庁の発表によれば、最大瞬間風速も京都府南丹市2か所、京田辺市1か所で観測史上1位を記録、大阪に至っては9つの観測点の内8つの観測点で史上最速となりました。1934(昭和9)年の室戸台風(中京区で風速42mを記録)に匹敵する風で、京都市でも史上2位の風速39.4mを記録しました。

風速15mで固定の弱い看板が飛び、25mで瓦が飛び樹木が折れ、風速30mでは屋根が飛ばされ木造住宅や電柱が倒壊すると言われています。40m近くなれば、ブロック塀が倒れ軽自動車も横転するほどです。

寺社への被害も多数報告

2500以上の寺社を有する京都市、文化財への被害も深刻です。7日に京都府教育委員会文化財保護課がまとめたものでも222件(115社寺)もの被害が報告され、新聞やニュースでも寺社の被害が複数報道されました。

京都市では115件(9/25時点)の有形文化財建造物に被害が確認され、やはりその多くは寺社の被害でした。

他多数被害あり。京都市・京都府の災害対策本部の発表、寺社公式サイト・SNSの情報を元としております。被害の詳報は追加しますが復旧については扱っておりません。多くの寺社では迅速な復旧作業が既に行われています。

参考)
京都市発表 文化財被害172件(建造物115件) 2018/09/25
京都府発表 文化財被害222件 2018/09/07