【京都てらなび】日蓮宗 妙堯寺(みょうぎょうじ)

日蓮宗寺院で山号は神力山。1555年(1559年とも)に妙堯禅尼が別邸を寄進し妙堯寺とした。

1536年、京都の日蓮宗21本山とともに本蓮寺が焼き討ちにより焼失した。本蓮寺の復興と子の菩提のために本蓮寺の檀越だった妙堯が開いたのが妙堯寺である。

 

妙堯禅尼と本蓮寺

1248年ごろ、比叡山からおりた日蓮は五条にあった天王寺屋の屋敷に一時滞在し諸宗を研鑽していた。1253年ごろ、日蓮が開宗するにあたり天王寺屋浄本・妙蓮夫妻は信者となり屋敷を精舎として提供したという。後に夫妻の名を一字ずつを取り、本蓮寺と号した。

1536年、本蓮寺は天文法華の乱で焼失。本蓮寺の檀越(だんおつ)であり御所に仕える少納言だった妙堯は子の菩提を弔うため、また本蓮寺の復興のために別邸を寄進し妙堯寺と称した。その縁で、本蓮寺開基である浄本・妙蓮夫妻の墓所が妙堯寺に安置されている。

妙堯時

【名称】 妙堯寺(みょうぎょうじ)
【住所】 京都市上京区西東町393
【電話番号】 075-841-2225