【京都てらなび】十万不動明王 同聚院(どうじゅいん)

臨在宗東福寺の塔頭寺院で本尊は不動明王坐像(重文)。藤原道長が建立した五大堂の中尊と伝えられる。不動明王坐像は火除け像として信仰をあつめている。

1006年、藤原道長が法性寺の境内に造営した五大堂の遺跡とされ、五大明王のうちの不動明王が祀られている。五大明王像のうち、降三世(ごうざんぜ)、大威徳(だいいとく)、軍荼利(ぐんだり)、金剛夜叉(こんごうやしゃ)の各明王像は応人の乱で焼失するなどして失われた。

「じゅうまん不動さん」とも呼ばれ「災除けの像」として親しまれるこの座像は、平安時代の仏師康尚作で指定重要文化財である。その巨大なサイズで特に有名で木像としては日本最大(265cm)、多くの戦乱を経て現存することも、その威徳を更に高めている。

近畿三十六不動尊第21番目霊場に列せられ、御朱印が授けられる。

 

同聚院

【名称】 同聚院(どうじゅいん)
【住所】 東山区本町15丁目799
【電話番号】 075-561-8821
【FAX】 075-561-8821