原発事故での 仏壇の賠償責任 への対応から
原発事故では新 仏壇 の開眼供養(祭祀費用)も賠償されていました。
仏壇の賠償責任 は、その他財産に比べて特別なものになるようです。
福島原発の事故では家財の中でも仏壇などについて損害賠償請求を別枠で行っていました。
避難したご家族の要望に応えて、前倒して対応したそうです。
案内には、仏壇の購入費だけでなく以下のような項目についても支払う旨が書かれてありました。
個人さまに対する家財(仏壇)の賠償に係るご請求手続きの開始について(中略)
4.お支払いする金額~(3)祭祀に係る費用
仏壇の修理、買い替え等で位牌の移し替えをする際に実施する開眼・閉眼供養のための費用相当額として(中略)お支払いさせていただきます。(東京電力ホームページより抜粋)
平成26年3月26日東京電力〜仏壇の賠償請求について
新仏壇の購入費用から、祭祀費用は切り離せない。
家財と違って旧仏壇から新仏壇への閉眼・開眼が必要なのはご承知のことかと思います。上記のように実際に祭祀費用(開眼・閉眼など)も賠償の範囲とされていました。
通常はなかなか無いことかもしれませんが、立ち入りが制限され、泣く泣く住み慣れた我家を離れた避難者の心情を思えば当然でしょう。
日本人にとって、家財の中でも仏壇・仏具は特別なもの。賠償額も高額になる可能性があります。
棚経先で、ご家族の大切な家財や仏壇を破損してしまったら…弁償するのはモノだけではすみません。
スムーズな解決の為に、備えて安心な賠償責任保険を検討してみませんか?
賠償責任保険はモノだけではありません。
多くの賠償責任保険は、偶然な事故による以下の損賠を補償します。
他人の身体の障害 | 過って相手に怪我を負わせた場合。 | 例)腐食を修繕しないままの看板が倒れ通行人にケガをさせた。 |
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他人の財物の損壊 | 過って相手のモノを壊した場合。 | 例)枯れたまま放置していた木が倒れ参拝者の車両を破損した。 |
広い境内で参拝者がケガをした場合、寺側の管理に不備があれば賠償責任を負う可能性もあります。棚経中の事故や過失で他人に損害を与える可能性もあります。高齢者であれば小さな事故が重大な結果を招く可能性ありますし、仏壇など高価な財物であれば、高額の損害賠償となることもあるでしょう。
日頃の安心のためにも、賠償責任保険への加入をご検討ください。